Health Column

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座位行動を減らしましょう

1日にどのくらい座っているか知っていますか?

日本人は座位行動が多いと言われており、平日1日の総座位時間が8時間以上と回答した割合は男性38%、女性33%という調査結果があります(※1)。また、世界20ヶ国における平⽇の座位行動時間を比較した研究では、日本は世界最長の7時間でした(※2)。多くの⽇本⼈が⻑時間の座位⾏動による不活動で健康被害を受け、コロナ禍や環境の自動化などの影響で座位時間がさらに延びている可能性があると推測されます。

 

そもそも座位行動って?

日常生活における動作には「身体行動」と「座位行動」があります。「身体行動」は、日常生活における家事や労働などに伴う「生活活動」と、健康・体力の維持・増進を目的として計画的・定期的に実施する「運動」の2つに分類されます。「座位行動」は、座ったり寝転んだりして過ごすことを言い、身体活動に比べてエネルギー消費量が低くなります。

 

座りすぎは健康リスクを高める

長く座ったままだと、代謝機能や血液の流れが悪くなり、様々な疾患での死亡率や心血管疾患、2型糖尿病、がんなどの発生率が高くなると言われています。
座りすぎによる健康リスクを緩和するには、座りっぱなしで過ごす時間を少しでも減らすことが第一です。仕事、余暇、移動時の座りすぎを見直し、座位行動を中断するためにマメに立ち上がる、座位行動(座る)を身体活動(動く)に置き換えるなど健康的な日常生活をおくりましょう。

 

引用
※1 厚生労働省. 平成25年国民健康・栄養調査. 2015.
※2 Bauman A, Ainsworth BE, Sallis JF, Hagströmer M, Craig CL, Bull FC, Pratt M, Venugopal K, Chau J, Sjöström M; IPS Group. The descriptive epidemiology of sitting. A 20-country comparison using the International Physical Activity Questionnaire (IPAQ). Am J Prev Med. 2011 Aug;41(2):228-35.

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