検査結果の上手な活かし方

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計測・生理機能検査

身長と体重より肥満度を算出し、肥満、やせがないかを判定します。

BMI(体格指数)

BMI(体格指数) =体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

(例)150cm・45kgの人なら 45(kg)÷1.5(m)÷1.5(m)=22.22・・・

※BMI22前後の人の死亡率が最も低いことが、統計的に明らかにされています。
肥満は生活習慣病の危険因子のひとつです。特別な症状がなく、他の検査データに異常がない場合でも標準体重に近づけるよう努力しましょう。

体脂肪率

体脂肪率とは、脂肪が体重の何%を占めているかを測定します。 ※一見やせていて体重は標準体重範囲内であっても、体脂肪率は標準よりも高いという人がいます。これを「かくれ肥満」といい、近年増加の傾向にあります。

肥満度

身長と体重より肥満度を算出し、肥満、やせがないかを判定します。

【血圧】

心臓のポンプ作用によって血液が送り出されるときに、血管にかかる圧力を血圧といいます。
血圧が高い状態(高血圧)が続くと心臓病や脳卒中などの危険性が高くなります。

【心電図】

安静時心電図

安静時の心臓の筋肉が動くときに発生する電気的変化から、心臓の異常を調べます。心臓の筋肉の異常、不整脈(リズムの乱れ)、心臓肥大などがわかります。

負荷時心電図

運動により心臓に一定以上の負荷を加えた時の心電図を記録し、安静時に発見されにくい狭心症や不整脈などの異常が誘発されないかどうかを調べます。

【聴力】

周波数の高い音(4000Hz)と低い音(1000 Hz)がどの程度の強さから聞こえるかを調べます。数値が大きくなるほど難聴の度合いが強いことを表します。

視力

眼でものを識別する能力を調べます。裸眼視力で0.7以上なら日常生活に支障ありません。

眼圧

目に空気を吹きつけて眼球の固さを測定し、眼球内圧の変化を調べます。眼圧が高いと緑内障を疑います。

【眼底】

目の中を強い光で撮影すると目の中の一番奥の血管が見えます。この目の奥にあたる部分を眼底といいます。眼底は体の動脈を唯一肉眼でみられるところです。眼底の血管は、脳の血管とよく似た変化をするため、高血圧や動脈硬化といった全身の血管の状態について評価することができます。

肺機能

胸郭の大きさ、気道の広さ、呼吸筋の強さや肺、胸郭、横隔膜の弾力性などの状態を知ることができます。

血液検査

【糖代謝】

空腹時血糖

体のエネルギー源となるものがブドウ糖です。そのブドウ糖の血液中の量を測定し、糖尿病かどうかを判断します。

負荷時血糖(ブドウ糖負荷試験)

75gのブドウ糖が入ったジュースを飲んで飲用60分後と120分後に採血を行い、血糖値の変化をみます。空腹時の血糖だけでは診断できないような、境界型の糖尿病がないか調べます。 ※胃切除術をされている方は正確な値が出ない場合があります。

空腹時尿糖

血糖値が160~180mg/dl以上になると尿中に糖が出てくるため、糖尿病のスクリーニング検査に用いられます。腎機能が低下している場合にも尿中に出てくることがあります。

グリコヘモグロビンA1c

血糖値は食事の影響を受けやすいため糖尿病がなくても食後に高値を示しますが、グリコヘモグロビンA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖状態を表します。また、検査直前の食事の影響を受けません。高値であれば普段の血糖値が高いことを示します。

【脂質代謝】

総コレステロール

血液中のコレステロールが多くなると余ったコレステロールが血管壁に付着し、動脈硬化を引き起こしやすくなり、高血圧や心筋梗塞などの原因になることがあります。しかし、コレステロールは細胞をつくる成分として大切な役割も果たしているため、少なすぎても注意が必要です。

HDLコレステロール

血管壁に付いた余分なコレステロールを肝臓に運び、血管の内壁をきれいにする働きがあります。そこで、動脈硬化を予防する働きがあるため「善玉コレステロール」とも呼ばれています。適度な運動やバランスのとれた食事などにより増加し、肥満や喫煙により低下します。

LDLコレステロール

総コレステロールと同様に、動脈硬化性疾患の危険因子です。高値になると虚血性疾患の頻度が増加します。「悪玉コレステロール」と呼ばれています。

中性脂肪

中性脂肪は体のエネルギー源ですが、多すぎるとHDLコレステロールを減少させ、LDLコレステロールを血管壁に付着しやすくして動脈硬化を進めるといわれています。1日のうち総コレステロール値はほとんど変化しないのに対し、中性脂肪値は食後に著しく上昇するなど、食事や飲酒の影響を受けやすく、不摂生から高くなる場合もあります。

【尿酸】

体内の細胞は、毎日新しく作られる一方で古いものから壊れていきます。細胞の代謝によって生じた「燃えカス」が尿酸です。尿酸値が上昇すると痛風になります。足の親指の付け根やひざの関節に炎症をおこしたり、激しい痛みを伴ったりします。このほか、腎臓に付着して炎症をおこすと結石の原因にもなります。

【肝機能】

AST(GOT)

肝臓の組織が破壊されると血液中に増加します。肝炎、脂肪肝、アルコール性肝障害などで高くなります。また、飲酒後や激しい運動後、肥満などでも高くなることがあります。なお、AST(GOT)は心臓や骨格筋の障害でも異常値を示す場合があります。

LD(LDH)

体内のいろいろな臓器に異常があると高値を示しますので、この数値の異常のみではどの臓器の異常か判断できません。他の所見とあわせて判断されます。また、運動によっても高値を示すことがあります。

ZTT/TTT

ZTTは主に慢性肝炎や肝硬変で高くなります。TTTは主に急性肝炎や肝硬変で高くなり、特にA型肝炎で上昇します。また、高脂血症、膠原病など肝臓の障害以外でも上昇することがあります。

ALP

ほとんどすべての臓器に含まれる酵素ですが、肝臓や胆道、骨に異常があると高くなります。特に胆道がつまると、胆汁が排泄されなくなるため胆汁内のALPが血液中に流れこんで高値を示します。

γ-GTP

腎臓、肝臓、膵臓に含まれている酵素です。腎臓や膵臓の障害ではあまり高値にはなりませんが、肝臓や胆道の疾患で高くなります。アルコールに敏感な酵素のため、アルコール性肝障害では著しく上昇することが多く、アルコールを多く常飲していると他の肝機能検査がすべて正常であってもしばしば異常値になります。

コリンエステラーゼ

肝臓、膵臓に多く含まれる酵素です。この酵素は肝臓で作られているので、肝臓に障害がおこると作られる量が減り、低値になります。ただし、肝臓の疾患の中で脂肪肝では高値になることが多いです。

総ビリルビン

主に老化赤血球や破壊された赤血球に含まれるヘモグロビンが分解されて作られます。通常は胆汁の成分として肝臓から十二指腸へ送られた後、便とともに排泄されます。ところが、肝臓や胆道の疾患などにより胆汁が十二指腸に出ることができなくなると、行き場のなくなったビリルビンが血液中に増加してきます。

総蛋白/アルブミン

総蛋白は血液中に含まれるいろいろなタンパクの総称で、そのうち約60%がアルブミンです。アルブミンは肝臓で作られるため、栄養障害や肝臓の強い障害があると作られる量が減り総蛋白やアルブミン値が低くなります。

A/G比

血液中に含まれるタンパクはアルブミン(A)とグロブリン(G)に大きく分けられ、この比率をあらわした値がA/G比です。肝臓の障害や感染症があるとA/G比が下がります。

HBs抗原

HBs抗原が陽性の場合、現在B型肝炎ウイルスに感染していることを示します。この状態をウィルスキャリアといいます。また、B型肝炎ウイルスを持ち続けている場合、現在感染力が高いかどうかの詳しい検査が必要となります。

HBs抗体

HBs抗体が陽性の場合、過去にB型肝炎ウイルスに感染したことがあることを示します。現在は免疫が出来ているので感染しにくい状態であることを意味します。

HCV抗体

C型肝炎ウイルスに対する抗体の有無を調べる検査です。抗体の値が高い場合、現在ウイルスに感染していることを示し、専門医へ相談が必要です。値が低い場合、ウイルスに感染したことはあるが、ウイルスが現在存在する可能性が極めて低いことを示します。

蛋白分画

血液中に含まれるタンパクの内容をさらに詳しく分析し、種類分けしたものが蛋白分画です。血液中に含まれるタンパクは、体内で合成され続ける一方で壊れていくものがあり、一定の平衡状態が保たれるようになっています。肝臓や腎臓に障害があるとこの割合が変動するため、その変動のパターンから病態を推測します。

【膵機能】

血清アミラーゼ

主に膵臓と唾液腺から分泌されます。血清アミラーゼが上昇する場合は急性膵炎や耳下腺炎のほか、膵臓病などの可能性があります。また、低下する場合は、慢性膵炎、膵臓がん、高度な糖尿病などが考えられます。飲酒や服薬でも変動しやすく、また、やせている人の方が太っている人よりも数値が高くなります。

膵型アミラーゼ

膵臓から分泌されます。膵臓に特異的であり上昇すると、急性膵炎、慢性膵炎、膵臓がん等を疑います。

【血液一般】

白血球数

白血球は、体内に細菌や異物が侵入したときにそれを分解する働きをしています。体に有害になる細菌などが体内に侵入した場合と、白血球のがんなどで骨髄での生産が異常に増えた場合に白血球数は増加します。

赤血球数

赤血球は体内に酸素を運ぶ働きをしています。減少すると貧血になり、増加すると多血症となります。

ヘモグロビン

赤血球に含まれており、肺で取り入れられた酸素を筋肉などの組織に運ぶ働きがあります。ヘモグロビンが作られるには鉄が必要で、この鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血となります。

ヘマトクリット

一定の血液の中にどれくらいの割合で赤血球が含まれているか表します。赤血球が減少すると、ヘモグロビンが減少し、ヘマトクリットの値も下がります。この3つは密接に関係して増えたり減ったりします。これらのデータをもとにして貧血の種類をおおよそ診断できます。

1)MCV(平均赤血球容積)
各赤血球の容積の平均値を表し、赤血球の大小がわかります。
2)MCH(平均赤血球血色素量)
各赤血球の中に含まれるヘモグロビン量の平均値を表します。
3)MCHC(平均赤血球血色素濃度)
一定の血液中の赤血球容積に対するヘモグロビン量の割合を%で表します。

血小板数

血小板は、出血したときに血を止める働きをしています。血小板数が減ったりうまく働かなくなると、出血しやすくなったり血が止まらなくなったりします。

血清鉄

鉄はヘモグロビンを作るのに必要なものです。血液中に含まれる鉄分を測定し、鉄欠乏性貧血の有無を調べます。

血液像

体内に細菌や異物が侵入すると血液中の白血球が増加します。その白血球をさらに詳しく調べます。

聴力

周波数の高い音(4000HZ)と低い音(1000HZ)がどの程度の強さから聞こえるかを調べます。数値が大きくなるほど難聴の度合いが強いことを表します。
老化とともに高い音の聴力が低下してきます。しかし、急激な聴力低下や耳鳴りなどの症状がある時は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

肺機能

肺は呼吸によって体内に酸素を取り込み、血液のガス交換を行う、重要な器官です。気道が狭くなったり、肺の弾力性が低下したりすると、十分な呼吸ができなくなります。肺機能検査では、胸郭の大きさ、気道の広さ、呼吸筋の強さや肺、胸郭、横隔膜の弾力性などの状態を知ることができます。

血圧

心臓のポンプ作用によって血液が送り出されるときに、血管にかかる圧力を血圧といいます。心臓が収縮して血液が送り出されるとき、血圧は最も高くなり、これを「収縮期血圧(最高血圧)」といいます。また、心臓が拡張して血液がため込まれるとき血圧は最も低くなり、これを「拡張期血圧(最低血圧)」といいます。
血圧が高い状態(高血圧)が続くと心臓病や脳卒中などの危険性が高くなります。しかし、血圧は様々な要因で変動するため、普段の血圧を定期的にチェックすることが大切です。

安静時心電図

安静時の心臓の筋肉が動くときに発生する電気的変化から、心臓の異常を調べます。心臓の筋肉の異常、不整脈(リズムの乱れ)、心臓肥大などがわかります。

負荷時心電図

運動により心臓に一定以上の負荷を加えた時の心電図を記録し、安静時に発見されにくい 狭心症や不整脈などの異常が誘発されないかどうか調べます。異常がある場合には、さらなる精密検査(心エコー、トレッドミル、24時間ホルター心電図、心筋シンチ、冠動脈造影など)が必要となることもあります。

脂質代謝

総コレステロール

血液中にコレステロールが多くなると余ったコレステロールが血管壁に付き、動脈硬化を引き起こしやすくなり、高血圧や心筋梗塞などの引き金になることがあります。しかし、コレステロールは細胞をつくる成分として大切な役割も果たしているため、少なすぎても注意が必要です。

HDLコレステロール

血管壁に付いた余分なコレステロールを肝臓に運び、血管の内壁をきれいにする働きがあります。つまり、動脈硬化を予防する働きがあるため、「善玉コレステロール」とも呼ばれています。適度な運動やバランスのとれた食事などにより増加し、肥満や喫煙により低下します。

LDLコレステロール

血管壁に付いて、動脈硬化を進めるため、「悪玉コレステロール」と呼ばれています。

中性脂肪

中性脂肪は体のエネルギー源ですが、多すぎるとHDLコレステロールを減少させ、LDLコレステロールを血管壁に付きやすくして動脈硬化を進めるといわれています。1日のうち総コレステロール値はほとんど変化しないのに対し、中性脂肪値は食後に著しく上昇するなど、食事や飲酒の影響を受けやすく、また、不摂生から高くなる場合もあります。

糖代謝

空腹時血糖

体のエネルギー源となるものがブドウ糖です。そのブドウ糖の血液中の量を測定し、糖尿病かどうかを判断します。

負荷時血糖

75gのブドウ糖が入ったジュースを飲んで飲用60分後と120分後に採血する検査(ブドウ糖負荷試験)を行い、血糖値の変化をみます。空腹時の血糖だけでは診断できないような、境界型の糖尿病がないか調べます。
※胃切除術をされている方は正確な値が出ない場合があります。

空腹時尿糖

血糖値が160~180mg/dl以上になると尿中に糖が出てきます。腎機能が低下している場合にも尿中に出てくることがあります。

グリコヘモグロビンA1c

血糖値は食事の影響を受けやすいため糖尿病がなくても食後に高値を示しますが、グリコヘモグロビンA1cは過去1~2ヶ月の平均血糖状態を表します。また、検査直前の食事の影響を受けません。高値であれば普段の血糖値が高いことを示します。

尿酸

体内の細胞は、毎日新しく作られる一方で古いものから壊れていきます。細胞の代謝によって生じた「燃えカス」が尿酸です。この血液中の濃度を測定します。尿酸値が上昇すると足の親指の付け根やひざの関節に炎症をおこしたり、激しい痛みを伴ったりします。これが痛風です。このほか、腎臓に付着して炎症をおこすと結石の原因にもなります。

膵機能

血清アミラーゼ・尿アミラーゼ

主に膵臓の病気を調べる代表的な検査です。アミラーゼとは、主に膵臓と唾液腺から分泌される酵素でデンプンを分解します。血清アミラーゼが上昇する場合は急性膵炎や耳下腺炎のほか、膵臓病などの可能性があります。同時に尿アミラーゼも上昇すると、膵炎、膵臓がん、膵・総胆管内結石の可能性が高くなります。また、低下する場合は、慢性膵炎、膵臓がん、高度な糖尿病などが考えられます。飲酒や服薬でも変動しやすく、また、やせている人の方が太っている人よりも数値が高くなります。

肝機能

AST(GOT)/ALT(GPT)

肝臓の組織が破壊されると血液中に増加します。肝炎、脂肪肝、アルコール性肝障害などで高くなります。また、飲酒後や激しい運動後、肥満などでも高くなることがあります。なお、AST(GOT)は心臓や骨格筋の障害でも異常値を示す場合があります。

LDH

体内のいろいろな臓器に異常があると、高値を示しますので、この数値の異常のみではどの臓器の異常か判断できません。他の所見とあわせて判断されます。また、運動によっても高値を示すことがあります。

ZTT/TTT

ZTTは主に慢性肝炎や肝硬変で高くなります。TTTは主に急性肝炎や肝硬変で高くなり、特にA型肝炎で上昇します。ただし、高脂血症、膠原病など肝臓の障害以外でも上昇することがあります。

ALP

ほとんどすべての臓器に含まれる酵素ですが、肝臓や胆道、骨に異常があると高くなります。特に胆道がつまると、胆汁が排泄されなくなるため胆汁内のALPが血液中に流れこんで、高値を示します。

γ-GTP

腎臓、肝臓、膵臓に含まれている酵素です。腎臓や膵臓の障害ではあまり高値にはなりませんが、肝臓や胆道の疾患で高くなります。アルコールに敏感な酵素のため、アルコール性肝障害では著しく上昇することが多く、アルコールを多く常飲していると、他の肝機能検査がすべて正常であってもしばしば異常値になります。

コリンエステラーゼ

肝臓、膵臓に多く含まれる酵素です。この酵素は肝臓で作られているので、肝臓に障害がおこると作られる量が減り、低値になります。ただし、肝臓の疾患の中で脂肪肝では高値になることが多いです。

総ビリルビン

ビリルビンは主に老化赤血球や破壊された赤血球に含まれるヘモグロビンが分解されて作られます。通常は胆汁の成分として肝臓から十二指腸へ送られた後、便とともに排泄されます。ところが、肝臓や胆道の疾患などにより胆汁が十二指腸に出ることができなくなると、行き場のなくなったビリルビンが血液中に増加してきます。

総蛋白/アルブミン

総蛋白は血液中に含まれるいろいろなタンパクの総称で、そのうち約60%がアルブミンです。アルブミンは肝臓で作られるため、栄養障害や肝臓の強い障害により、作られる量が減ると総蛋白やアルブミン値が低くなります。

A/G比

血液中に含まれるタンパクはアルブミン(A)とグロブリン(G)に大きく分けられ、この比率をあらわした値がA/G比です。肝臓の障害や感染症があるとA/G比が下がります。

HBs抗原

HBs抗原が陽性の場合、現在B型肝炎ウイルスに感染していることを示します。この状態をウィルスキャリアといいます。また、B型肝炎ウイルスを持ち続けている場合、現在感染力が高いかどうかの詳しい検査が必要となります。

HBs抗体

HBs抗体が陽性の場合、過去にB型肝炎ウィルスに感染したことがあることを示します。現在は免疫が出来ているので感染しにくい状態であることを意味します。

HCV抗体

C型肝炎ウイルスに対する抗体の有無を調べる検査です。抗体の値が高い場合、現在ウイルスに感染していることを示し、専門医へ相談が必要です。値が中くらいの場合、この検査だけでは判定できません。さらに詳しい検査が必要です。値が低い場合、ウイルスに感染したことはあるが、ウイルスが現在存在する可能性が極めて低いことを示します。

蛋白分画

血液中に含まれるタンパクの内容をさらに詳しく分析し、種類分けしたものが蛋白分画です。血液中に含まれるタンパクは、体内で合成され続ける一方で壊れていくものがあり、一定の平衡状態が保たれるようになっています。肝臓や腎臓に障害があるとこの割合が変動するため、その変動のパターンから病態を推測します。

血清・炎症反応

赤沈

血液を静かに放置して、赤血球が自分の重さで沈む速度(赤血球沈降速度)を測ることで、体内の炎症の有無と、その程度を調べます。現在は一般的に赤沈よりもCRP検査の方が用いられています。

RA

血液中にあるリウマチ因子を調べます。慢性関節リウマチの人の約80%にこのリウマチ因子の上昇が認められます。慢性関節リウマチとは、自分に対して免疫反応が働き、攻撃を加えてしまう膠原病の一つです。慢性関節リウマチのほかに、肝臓疾患、結核、自己免疫疾患、ウイルス感染などでも上昇することがあります。

CRP

C反応性蛋白といわれ、体内に急性の炎症や感染、組織の損傷などがあるときに血液中に増えるタンパクの一種です。

ASO

扁桃炎、中耳炎、咽頭炎などの原因の一つであるβ溶連菌に感染したときにできる抗体の値を測定します。これらの炎症があるときに、値が上昇します。

TPHA/RPR

性病検査の一つで、梅毒感染を調べることができます。RPRは膠原病や肝臓病、妊娠したときなどでも陽性になることがあるため、通常はTPHAとRPRを併用してより正確に診断します。

CEA

腫瘍マーカーの一つです。ある程度進行した大腸がん、胃がん、膵がん、肺がんなどで高値を示しますが、肺炎、肝疾患、胆道結石、腎不全、甲状腺機能低下症などでも高値を示します。また、ヘビースモーカーの人でも軽度上昇することがあります。

前立腺特異抗原(PSA)

前立腺組織にのみ存在して、前立腺炎、前立腺肥大症、前立腺がんなどで高値になります。軽度上昇の場合は前立腺肥大症、急性前立腺炎などを疑います。

CA-125

主に卵巣がん、子宮体がんで高値を示す腫瘍マーカーですが、子宮内膜症や子宮筋腫などの良性疾患でも高値になるといわれています。また、妊娠(特に初期)や月経でも軽度上昇が認められます。(レディースコース受診の方のみ検査項目に含まれます)

血液一般・血液像

【 血液一般 】

白血球数

白血球は、体内に細菌や異物が侵入したときにそれを分解する働きをしています。体に有害になる細菌などが体内に侵入した場合と、白血球のがんなどで骨髄での生産が異常に増えた場合に白血球数は増加します。また、ヘビースモーカーの人でも高値になる場合があります。

赤血球数

赤血球は体内に酸素を運ぶ働きをしていますので、減少すると酸素不足のために貧血になります。赤血球数を測ることにより、貧血の種類の診断や多血症の発見に役立ちます。

ヘモグロビン

赤血球に含まれており、肺で取り入れられた酸素を筋肉などの組織に運ぶ働きがあります。ヘモグロビンが作られるには鉄が必要で、この鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血となります。

ヘマトクリット

一定の血液の中にどれくらいの割合で赤血球が含まれているか表します。赤血球が減少すると、ヘモグロビンが減少し、ヘマトクリットの値も下がります。この3つは密接に関係して増えたり減ったりします。これらのデータをもとにして貧血の種類をおおよそ診断できます。

1)MCV(平均赤血球容積)
各赤血球の容積の平均値を表し、赤血球の大小がわかります。
2)MCH(平均赤血球血色素量)
各赤血球の中に含まれるヘモグロビン量の平均値を表します。
3)MCHC(平均赤血球血色素濃度)
一定の血液中の赤血球容積に対するヘモグロビン量の割合を%で表します。

血小板数

血小板は、出血したときに血を止める働きをしています。血小板数が減ったり、うまく働かなくなると、出血しやすくなったり、止まらなくなったりします。

血清鉄

鉄はヘモグロビンを作るのに必要なものです。血液中に含まれる鉄分を測定し、鉄欠乏性貧血の有無を調べます。

【 血液像 】

体内に細菌や異物が侵入すると血液中の白血球が増加します。その白血球をさらに詳しく調べます。

・好塩基球 アレルギーなどで増加
・好酸球 アレルギー、喘息で増加
・好中球 細菌感染、毒物などで増加
・リンパ球、単球 ウイルス感染などで増加
・異型リンパ球 ウイルス感染などでも認められます。

血清・炎症反応

CRP

C反応性蛋白といわれ、体内に急性の炎症や感染、組織の損傷などがあるときに血液中に増加します。

リウマチ因子

慢性関節リウマチの人の約80%にこのリウマチ因子の上昇が認められます。慢性関節リウマチとは、自分に対して免疫反応が働き、攻撃を加えてしまう膠原病の一つです。慢性関節リウマチのほかに肝臓疾患、結核、自己免疫疾患、ウイルス感染などでも上昇することがあります。

TP抗体/RPR

性病検査の一つで、梅毒感染の有無を調べます。RPRは、梅毒感染初期にいち早く陽性となりますが、膠原病や肝臓病、妊娠したときなどでも陽性になります。TP抗体は、RPRより遅れて陽性となりますが、偽陽性はありません。通常はTP抗体とRPRを併用してより正確に診断します。

CEA

ある程度進行した大腸がん、胃がん、膵がん、肺がんなどで高値を示します。また、肺炎、肝疾患、胆道結石、腎不全、甲状腺機能低下症、ヘビースモーカーの人でも上昇することがあります。

CA19-9

消化器癌がんの中でも、特に膵臓がん・胆道がんで80~90%が高値を示します。また、肺がん、乳がん、卵巣がんなどでも上昇します。

エラスターゼⅠ

早期の膵臓がんに反応して高値を示します。急性膵炎、慢性膵炎でも上昇することがあります。

AFP

原発性肝がんなどで高値を示します。肝硬変や肝炎でも上昇することがあります。

ProGRP

肺小細胞がんにおいて高い陽性率と特異性を示す腫瘍マーカーです。腎障害があると上昇することがあります。

SCC

子宮頚部がん、肺がん、頭頸部がん、尿路・性器がん、皮膚がんなどの扁平上皮がんで高値を示します。また、良性皮膚疾患、肺良性腫瘍、腎不全、肝硬変でも陽性となることがあります。

前立腺特異抗原(PSA)

前立腺組織にのみ存在して、前立腺炎、前立腺肥大症、前立腺がんなどで高値になります。軽度上昇の場合は前立腺肥大症、急性前立腺炎などを疑います。

CA-125

主に卵巣がん、子宮体がんで高値を示す腫瘍マーカーですが、子宮内膜症や子宮筋腫などの良性疾患でも高値になるといわれています。また、妊娠(特に初期)や月経でも軽度上昇が認められます。(レディースコース受診の方のみ検査項目に含まれます)

心機能

BNP

心臓に負担がかかると心臓から血液中に分泌されるホルモンです。心電図などとは違って、心機能の状態を数値で表すことのできる検査です。主に心不全で高くなりますが、高血圧、糖尿病、腎不全などでも高くなることがあります。

腎機能・電解質

尿素窒素

腎臓の機能が正常かどうかを知る指標となります。腎臓は体の老廃物を排泄したり、必要な物質を再吸収して体をいつも良い状態に保つ働きをしています。 尿素窒素は、タンパク質が使われたあとに出た「燃えカス」で、腎臓を通して尿から排泄されます。しかし、腎臓に何らかの障害があると排泄がうまくできないため、血液中にたまって高値となります。タンパク質の多い食事の後にも上昇します。

クレアチニン

筋肉運動のエネルギー源として重要な役割を果たしているクレアチンが分解されてできた老廃物で、腎臓を通って尿から排泄されます。腎臓の機能が低下すると排泄がうまくできず、血液中にたまり高値となります。

ナトリウム/クロール

大部分は細胞外液に存在するイオンで、体の水分を調整する働きをしています。体の水分量の平衡状態をみる指標になります。

カリウム

大部分は細胞内液に存在するイオンで、体の水分を調整する働きをしています。その他、神経の伝達、筋肉の働き、特に心筋の活動などに重要な役割を持っています。また、低すぎても高すぎても不整脈発作を起こす危険性があります。

カルシウム/無機リン

主に歯や骨の形成、神経の伝達、血液の凝固などに関係した働きがあります。ナトリウム、クロール、カリウムなどのほかの電解質とあわせて総合的に評価して、体液内のバランスのくずれがないか診断します。

eGFR(推算糸球体濾過量)

腎臓がどれくらい老廃物を尿に排泄する能力があるかがわかります。この値が低いほど、腎臓の働きが悪いということになります。

尿検査

【 尿検査 】

尿蛋白

血液中に含まれるタンパク質が尿中に出てきたもので、これが陽性の場合は腎臓、尿管などの障害が疑われます。激しい運動後やストレス、生理中や糖尿病などでも陽性になる場合があります。

尿潜血

腎臓や尿管、膀胱など、尿の通り道に異常があると尿中に血液が混じることがあります。生理中や激しい運動の後は陽性になる場合があります。

ウロビリノーゲン

肝臓や胆道系に異常があると尿中にウロビリノーゲンが排泄されます。便秘や激しい運動の後にも尿ウロビリノーゲンが増加することがあります。

【 尿沈渣 】

肉眼では見えない様々な細胞や細菌が含まれていないか顕微鏡で調べたものが尿沈渣です。一般の尿検査よりさらに詳しく調べられます。

赤血球が多い場合

結石、急性膀胱炎、膀胱がん、腎臓がんなど

白血球が多い場合

腎臓や尿路などの炎症(腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎など)

上皮細胞が見られる場合

尿路の炎症

円柱が見られる場合

腎炎、ネフローゼ症候群など

異型細胞が見られる場合

炎症、膀胱がんなど

喀痰検査

【 喀痰細胞診 】

痰を顕微鏡で見ることで、肺や気管支に病変がないかを調べます。主に肺がん等がないか調べます。起床直後の痰が最も望ましいです。

腹部超音波検査

耳に聞こえないほどの高周波の超音波を用いて腹部の臓器を詳しく調べる検査です。

【 肝臓 】

脂肪肝

肝臓に中性脂肪がたまった状態です。甘いもの、脂ものや酒類を控え、適度な運動をしてください。

肝のう胞

肝臓内に体液のたまった袋ができたもので、ほとんど心配いりません。徐々に大きくなったり数が増えたりしないか、年に一回程度、定期的に超音波検査を受けてください

肝腫瘍

肝臓で見つかる腫瘍の多くは「肝血管腫」です。これは良性腫瘍ですので心配いりません。ごくまれに肝細胞がんなどの悪性腫瘍ができることもありますので、初めて指摘された時は精密検査を受けてください。 特に肝炎の既往のある方は、初めてでなくても、医師の指示に従い定期的に検査を受けて経過をみてください。

【 胆のう 】

胆のう壁肥厚

ほとんどが「胆のう腺筋腫症」という良性の疾患ですが、まれに胆のう炎、胆のうがん、肝臓疾患のために壁が肥厚することがあります。初めて指摘されたときは精密検査を受けてください。

胆石

胆のうにできる石のことです。まれに炎症を起こしたり、胆のうがんを合併することもありますので、初めて指摘されたときは年1回定期的に経過をみてください。

胆のうポリープ

胆のうの壁が一部盛り上がってできた病変で、ほとんどがコレステロールの固まりです。年一回は検査を受けて大きくなったり数が増えたりしていないかみてもらってください。血液中のコレステロールが高いとできやすいため、食生活を見直したり、適度な運動を心がけましょう。

胆のう腫瘍

胆のうにできた腫瘍です。万一悪性のときは進行が早いので、なるべく早く精密検査を受けてください。

総胆管拡張

胆のうにつながる管(総胆管)に石ができたり、膵臓に炎症が起きたりしたため総胆管が太くなることをいいます。原因を見つけるために早めに精密検査を受けてください。 胆のうを手術でとった後に管が少し大きくなることもありますが、その場合は問題ありません。

【 腎臓 】

水腎症

尿の流れが停滞した場合に起こります。石や腫瘍などが尿の通り道を塞いでいる可能性があるため、精密検査を受けてください。

腎腫瘍

腎臓で見つかる腫瘍の多くは「血管筋脂肪腫」です。これは良性の腫瘍ですので心配いりません。ごくまれに腎臓がんなどの悪性腫瘍ができることもありますので、初めて指摘されたときは精密検査を受けてください。

腎のう胞

腎臓に体液のたまった袋ができたものです。ほとんど心配いりません。徐々に大きくなったり数が増えたりしないか、年に一回程度、定期的に超音波検査を受けてください。

腎結石

腎臓内に、尿中の成分が結晶化してできた石のことです。石が大きい場合や痛みを伴うときは治療が必要です。また、この石が腎臓から流れ落ちて尿管に詰まると、突然激しい背部痛や腰痛を生じます。突然の血尿や、強い腹痛、背部痛、腰痛を感じたらすぐに精密検査を受けてください。

【 脾臓 】

脾腫大

肝疾患、血液疾患、感染症などが原因で脾臓が大きくなることがあります。他の検査で異常がなければ問題ありません。

副脾

先天的なものです。脾臓と同様の機能をしているので、特に心配はいりません。

【 膵臓 】

膵管拡張

膵臓を通る管が大きくなることです。炎症やがんにより起きることがありますので、一度精密検査を受けてください。

膵のう胞

膵臓の中にできた水の袋で特に心配いりませんが、まれに悪性の場合がありますので、初めて指摘された人は念のため精密検査を受けてください。

膵腫瘍

膵臓にできた腫瘍のことです。良性か悪性か詳しく調べるために、早めに精密検査を受けてください。

膵描出不良

消化管内のガスや肥満のため、超音波が通りにくく、十分に膵臓が観察できなかったことを意味します。

【 その他 】

リンパ節腫大

ほとんどは何らかの炎症による腫大ですので、特に心配いりません。

腹部腫瘤

お腹にできる腫瘍のことです。精密検査を受けて、良性のものか悪性のものか調べてもらってください(大きさによっては良性でも手術が必要な場合もあります)。

大動脈瘤

動脈硬化症のために血管の一部が弱くなり、風船状に丸く膨らんだものです。高齢者の方に時々見られますが、大きくなると破裂の危険もありますので、一度精密検査を受けてください。

子宮筋腫

子宮に見られる良性腫瘍です。閉経後には小さくなりますが、腫瘍が大きいと手術も必要になりますので、特に貧血がひどい場合などは、婦人科受診をお勧めします。

卵巣腫瘍

卵巣で見つかる腫瘍の多くは「良性のう胞性病変」ですが、念のため婦人科受診をお勧めします。

胸部X線検査

【 胸部X線 】

胸のX線撮影で骨格、筋肉、肺、心臓、気管支などの状態をみます。肺気腫、肺がん、結核、肺炎などがわかります。

上部消化管検査

【 上部消化管造影(胃透視) 】

胃粘膜の状態をX線を使って撮影します。胃全体の形を見たり、胃の壁を這うように広がるがんがないか、あるいは食道や胃の通りの良さをみるのには優れています。

【 上部消化管内視鏡(胃カメラ) 】

口からカメラを挿入し食道や胃・十二指腸の内部を直接観察します。消化管内部の色調やつやなど微妙な変化もわかり、5mm程度小さな病変も発見することができます。また、見ただけでは判断できない場合は、病変部の組織を取って調べること(生検)もあります。

上部消化管内視鏡(胃カメラ)

食道や胃・十二指腸の内部を直接観察します。消化管内部の色調やつやなど微妙な変化もわかり、わずか直径5mmの病変も発見することができます。また、見ただけでは判断できない場合は、病変部の組織を取って調べること(生検)もあります。(生検の結果は後日報告書でお知らせします)。

生検分類(組織検査結果)

GroupⅠ :正常です。
GroupⅡ :正常範囲内ですが、念のために経過観察が必要です。
GroupⅢ :良性と悪性の境界領域の病変です。
GroupⅣ :がんが強くうたがわれ、精密検査あるいは治療が必要です。
GroupⅤ :がんが認められます。治療が必要です。

【 胃がんリスク検査 】

ピロリ菌(Helicobacter pylori)の感染および血清ペプシノゲン検査陽性が、胃がんの発生に深く関わっていることが分かってきました。ピロリ菌抗体と血清ペプシノゲンを同時に測定することで胃の健康度を調べることができます。

(ピロリ(H.Pylori)抗体)

ピロリ菌に感染するとピロリ菌が出す毒素などによって胃に炎症がおこり、その状態が長く続くと萎縮性胃炎に進行します。萎縮性胃炎がさらに進行すると胃潰瘍になることがあります。胃潰瘍はピロリ菌を除菌すれば再発が防げるといわれています。また近年、ピロリ菌の胃がん発生との関連も注目されています。

(血清ペプシノゲン)

胃粘膜の老化(萎縮)の状態を客観的に調べる検査です。慢性胃炎患者では胃の萎縮が進むほど胃がんが発生しやすいことから、胃がんリスクのスクリーニング検査として有用です。

下部消化管検査


【 便潜血 】

胃や大腸などの消化管から出血すると便に血が混じります。肉眼ではわからない微量の血液も判定します。 痔や生理、鼻血などの出血でも陽性になるため、陽性の場合は消化管からの出血かどうかを判断する目的で、全大腸内視鏡検査や注腸透視検査などの精密検査をお勧めします。 また、今回便潜血検査が陰性であっても、便に血が混じる・肛門から出血したことがあるといった症状がある場合は早めの精密検査をお勧めします 。

【 下部消化管内視鏡(大腸カメラ) 】

肛門からカメラを挿入し、空気を送ってふくらませながら腸の粘膜を直接観察します。ポリープや大腸がんができやすい肛門からS状結腸までを見る検査と、さらに奥の盲腸までを見る検査とがあります。 また、目で見ただけでは判断できない場合は、病変部の組織を取って調べること(生検)もあります。

生検分類(組織検査結果)

Group1 :正常です。
Group2 :異常な細胞が認められますが、炎症に伴うもので正常範囲内です。
Group3 :腫瘍性の変化が認められますが、良性の範囲内です。
Group4 :がんが強く疑われ、精密検査あるいは治療が必要です。
Group5 :がんが認められます。治療が必要です。

乳房検査(乳がん検診)

乳房検査には、乳房X線検査(マンモグラフィ)、乳房超音波(エコー)検査の2つの方法があります。これらの検査で腫瘤(乳腺のう胞、線維腺腫、乳がんなど)や石灰化(良性変化、乳がん)などがわかります。

マンモグラフィの特徴

石灰化病変の描出に優れている 乳房が大きく深部まで超音波が届かない方、閉経後で乳腺が萎縮している方などに適している 乳房全体を撮影しており、左右の比較、過去画像との比較ができる。

乳房超音波(エコー)の特徴

腫瘤や触れない病変の描出に優れている
妊娠中の方、若年の方、手術後の方に適している
痛みがなく、頻繁に検査できる

乳腺のう胞

乳腺のう胞は、30代から50代の女性に多く見られる良性の変化です。女性ホルモンのバランスが崩れることが原因といわれています。液体が詰まった袋のようなもので、多くの場合、治療は必要ありません。

線維腺腫

線維腺腫は、10代から20代の若年層の女性に多く見られる良性の腫瘍です。女性ホルモンの過剰が関係しているといわれていますが、はっきりとした原因はわかっていません。ビー玉状のしこりが動くように触れます。切除することもありますが大きくなった腫瘤が対象で、多くは経過観察を行います。

乳腺石灰化

乳腺の石灰化は、カルシウムの沈着のことで、早期乳がんで見られることがあります。ただし、良性の変化で見られることもあり、石灰化の形や分布によって判断します。良悪性の判断が難しい場合には、より詳しい検査(ステレオガイド下マンモトーム生検)が必要になることがあります。

婦人科検査

【婦人科検査(子宮がん検診)】

子宮は頚部と体部に分けられ、頚部は膣を通してみえる子宮の膣側3分の1の部分で、体部は奥の3分の2の部分です。頚部にできたがんを子宮頚がん、体部にできたがんを子宮体がんと呼び、約2:1の割合で、子宮頚がんの方が多く発生すると言われています。

細胞診(子宮頚がん検診)

子宮頚がんは20~40代に多く、子宮体がんは40~60代に多くなっています。

新分類(ベセスダ方式)意味・説明従来の分類(日母分類)
陰性悪性細胞あるいは問題となる細胞は認められませんクラスⅠ~Ⅱ
軽度扁平上皮内病変疑い(ASC-US) 軽い変化が疑われますが、断定できません クラスⅡ~Ⅲa
高度扁平上皮内病変疑い(ASC-H)やや強い変化が疑われますが、断定できません クラスⅢa~Ⅲb
HPV感染(LSIL)ヒトパピローマウイルス感染が疑われる変化ですクラスⅢa
軽度異形成(LSIL)軽い変化が認められますが、癌ではありませんクラスⅢa
中等度異形成(HSIL)中等度の変化が認められますが、癌ではありませんクラスⅢa
高度異形成(HSIL)高度の変化が認められ、極初期の癌に近い状態です クラスⅢb
上皮内癌(HSIL)上皮表層に限局する極初期の癌が疑われますクラスⅣ
微小浸潤扁平上皮癌(HSIL)微小浸潤扁平上皮癌(HSIL) 上皮表層から少しだけ浸潤した初期の癌が疑われます クラスⅤ
扁平上皮癌(SCC)扁平上皮癌(皮膚癌に似たタイプの癌)が疑われますクラスⅤ
腺異型または腺癌疑い(AGC)分泌腺細胞に変化がみられますが、癌ではありませんクラスⅢ
上皮内腺癌(AIS) 表層に限局する極初期の腺細胞の癌が疑われますクラスⅣ
腺癌(adenoca.)分泌腺細胞の癌が疑われますクラスⅤ
その他の悪性腫瘍扁平上皮癌・腺癌以外の癌や肉腫が疑われますクラスⅤ

甲状腺検査

甲状腺検査

(甲状腺超音波)

耳に聞こえないほどの高周波の超音波を用いて甲状腺の大きさやしこりの有無などを確認する検査です。

甲状腺のう胞

甲状腺の中にできた水の袋で、特に心配いりません。

腺腫様甲状腺腫

甲状腺に1個から数個できたしこりです。しこりができる以外には何の症状もなく痛みもありません。しこりの大きさにより精密検査が必要な場合があります。

(甲状腺ホルモン)

TSH(甲状腺刺激ホルモン)

甲状腺に働きかけ甲状腺ホルモン分泌を促すホルモンで、脳下垂体から分泌されます。甲状腺機能低下症で高値となり、甲状腺機能亢進症で低値となります。

FT3(遊離トリヨードサイロニン)・FT4(遊離サイロキシン)

甲状腺から分泌されるホルモンの一種です。バセドウ病をはじめとする甲状腺機能亢進症で高値となり、甲状腺機能低下症(橋本病など)で低値となります。

よくある質問

人間ドック予約日の変更はできますか?

予約日の変更およびキャンセルにつきましては、1週間前までに当センターまでご連絡下さい。(096-351-8155)

何時に開館しますか?

正面玄関より午前7時から入館できます。受付時間につきましては、受診票をご確認下さい。

支払にカードは使えますか?

キャッシュカード(デビット)、クレジットカードでのお支払いも可能です。(VISA、JCB、日専連、バンクカード、マスター、AMEX、NC、UC、DC、NICOS)

たばこは吸えますか?

当院は、敷地内(建物内外、駐車場を含む全域)全面禁煙となっております。皆様のご理解とご協力をいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

妊娠中でも受診できますか?

当センターでは、妊娠、または妊娠の可能性がある方への「胃透視、胸部レントゲン、CT、MRIなどの検査」は実施致しておりません。お手数ですが、事前に当センターまでご連絡ください。(096-351-8155)

検査における放射線被ばくの影響は大丈夫?

一般的に、1回に200mSv以下の放射線量であれば、人体に与える影響はないと言われています。当センターで行う検査の放射線量は、胸部レントゲン…0.1mSv、胃透視検査…15mSv、CT検査…20mSv、マンモグラフィ…4mSvですので、検査における被ばくの問題はありません。 ただし、妊娠初期に100mSv以上の被ばくを受けると胎児に影響を与える可能性がありますので、妊娠、または妊娠の可能性がある方は、必ず検査前にお知らせください。

健診後「要精密検査」の通知が来たので病院で検査をしたのですが、結果は「異常なし」でした。どうして?

健診やドックの目的は、自分の健康度のチェックと「異常」の早期発見です。そのために「異常」は見落とすわけにはいきません。健診やドックの目的は、「病気のスクリーニング」・・・すなわち「ふるい」をかけることで隠れている病気を拾い上げることです。検査の結果にて「異常が疑われる」場合には、実際に重篤な異常が隠れていないかどうかを念のために精査して、確認する必要があるのです。
精密検査で「異常なし」と判定されたら、「取り越し苦労で何もなかった、良かった」と受け止めていただけると幸いです。ただし、「異常なし」という検査結果には、

  1. 標準値と少しずれていただけで今後とも全く心配が要らない、
  2. 今は病的異常を認めないが、将来異常に転ずる可能性があるので定期的なチェックが必要、
  3. さらに
  4. 「異常」ではあるが今回は薬物治療が不要である、など多様な意味を含んでいます。

「異常なし」の結果が上の 1)~3)のどれに当たるのか、今後どのようにしたら良いのかについては、精密検査を受診された際にご相談ください。

先日、健診を受けに来ましたが、食事をしてきたので検査できないと言われました。どうしてですか?

(1)腹部超音波検査の場合、食事の時に食物と共に飲み込まれた空気や、食べ物によって発生したガスのため、胃が膨張して胃の後ろ側にある膵臓や肝臓の一部などが観察しづらくなってしまいます。また、食事をすると胆嚢にたまっていた胆汁が腸に流れだし、胆嚢が収縮して胆嚢の内部の観察ができなくなってしまいます。

(2)胃透視検査の場合、食物が胃の中に残っていると造影剤(バリウム)が胃壁につきにくくなり胃壁の観察がしづらくなります。

(3)胃カメラ検査の場合も食物が残っていると、その下にある病変が見落とされます。

(4)血液検査では、食事を摂ることで血糖値や中性脂肪値が高くなり、正確な結果が得られない場合があります。

このように、食事摂取(ガムや飴、コーヒー・ジュース類も含む)が検査結果に影響を与える場合がありますので、当センターでは、食後10時間以上経過していない場合の検査実施は致しませんので、ご注意ください。

電話相談窓口(直通) 096-351-8893

【受付時間】月~金 8:30~17:00 ※祝日は除く

ご不明な点がございましたら、以下をご利用ください。

よくあるご質問

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